ヨーロッパの多くの街では、路面電車がゆっくりのんびり走っています。かつては日本でも当たり前に路面電車が大都市でも地方都市でも走っていました。いつの間にか自動車に追いやられて消えてしまったものが大半ですが。 　いまヨーロッパを中心に世界中で「人にも地球にも優しい路面電車」が公共交通として見直されています。バリアフリーの最新型スーパー路面電車（LRT）が颯爽と街中を走ってるようになりました。 　日本でも路面電車は見直されています。宇都宮市では現在新路線を建設中ですが、北陸の富山市、高岡市、福井市では、この10数年でスーパー路面電車が続々と登場しています。 　そんな路面電車が走る街をこれから探訪して行きたいと考えています。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2021年3月

	軌道名		説明	探訪時期
	芳賀・宇都宮ＬＲＴ 1年遅れて2023年開業予定 2023年８月開業		宇都宮市と芳賀町が進める日本初の「ＬＲＴ」建設事業。 予定より1年遅れで、2023年3月開業を目指して、 大がかりな工事が進行中。首都圏とは言え、北関東で このような大規模な路面電車建設は、画期的。 日本全国に広まってほしい動きだ。 　２０２３年８月開業！	2021年12月 2023年12月
北 陸			富山県高岡市を走る路面電車。加越能鉄道の 路線を受け継いで再出発。鉄道再生のパイオニア的 存在。スーパー路面電車を初めて導入した。	2021年3月
			ＪＲ富山港線を路面電車化した「富山ライトレール」と 富山地方鉄道市内線が、2020年3月に南北接続し、 富山駅を起点にした路面電車ネットワークが完成した。	2021年3月
			福井市内と武生を結ぶ福井鉄道は廃線の危機に 立たされたが、スーパー路面電車の導入とえちぜん 鉄道との相互乗り入れによって、再出発した。	2021年3月
			高知市と、隣接する郡部を3つの路線で運行している。 前身の土佐電気鉄道が2014年に高知県交通等との統合によって、 現在のとさでん交通（第3セクター）として設立された。 　広島電鉄に次ぐ全国2番目の路線距離を運行している。	2022年8月