菜の花の中を走るレールバス
2002年11月に探訪 2021年2月に2回目の探訪
オトナ女子≠ノ鉄道旅を | 交通新聞(2019年11月18日) |
|
|
|
菜の花カラー&キハ形 | いすみ鉄道大原駅 | JR側からの入り口 |
|
|
|
売店は閉まっていた。それは…… | コロナ禍で緊急事態宣言が千葉県に。 | 列車も一部運休。 |
|
|
|
券売機には親切な表示が. | 本当に親切だ。 | ホーム |
|
|
|
ホームに到着した車両 | ベンチシート。観光客のみ? | 大原駅前は寂しい。自販機だけが見だつ。 |
|
|
|
踏切は多い。 | 駅などインフラの整備/維持も負担だろう。 | PC枕木はほぼない |
|
|
|
大多喜駅、前回もあったな。 | 懐かしいレールバス | 大多喜駅 |
|
|
|
小学生のポスターを掲示 | ポスター | 菜の花が咲いていた |
|
|
|
上総中野駅 | 上総中野駅 | 菜の花が咲き始めた |
|
|
|
大多喜高校とのコラボ | いすみ鉄道応援団の企業・団体を掲示 | 大多喜駅 |
|
|
|
大多喜駅改札口 | 大多喜駅改札口 | 鉄印帳面の案内。大多喜駅。 |
|
|
|
大多喜駅 | キハ保存のための募金 | キハ 旧国鉄の気動車 |
|
|
|
手入れが必要な気動車 | 沿線随一の観光名所 大多喜城 | 房総中央鉄道館 |
|
|
|
閉館中のお知らせ | 大原駅前の観光物産館。いすみ鉄道グッズ | 多彩ないすみ鉄道グッズ |
|
|
|
大多喜駅ホーム | 沿線の閉店したガソリンスタンド | 沿線で見かけた立派な建物の農家 |
|
|
|
商工会館に併殺されている 国吉駅 | 送迎サービス始めましたの幟 | 送迎サービスを無料で試行中 |
|
|
|
送迎サービス用の車 | 久留里線を走っていた気動車 | 国吉駅に留置中 |
|
|
|
国吉駅 ボランティが整備 | 国吉駅 ボランティアが整備中 | 大原駅ホーム |
見て、感じて、考えたこと 2021年2月 @ コロナの影響で、土/日の観光列車は運休している。大原駅の売店も閉まっている。コロナの打撃は大きい。 A 観光をメインにして生き残りを図っていることがよくわかる。イベント、イベント列車、旅行会社などとのコラボはそれなりに功を奏している。 B 線路、橋梁、駅などのインフラの整備と維持はできているが、更新はほぼ進んでいないようである。車両は新車の導入などを進めている。 C 旧国鉄の気動車を集めて、鉄道ファンプラスアルファを呼び込もうと努力している。 D いすみ鉄道グッズも多少多様に開発して販売している。大原駅前の観光物産館にもかなりのスペースで販売コーナーが設けられている。普通の人向けのお菓子、濃いマニア向け、鉄道ファン向けなど。 E 早くから「菜の花」をシンボルとして沿線で育てていることは最大の売りであるが、梅や桜もたくさん植えられており、花の鉄道の趣がある。。 F 地域住民の交通手段としては、高校生とお年寄りなど以外の利用は難しい。運行本数を増やせないだろうし。それでも国吉駅では「送迎サービス」の試行に取り組むなど、前向きに動いている。それにしても沿線状況は厳しい。 G 観光をメインにするという地域の合意ができているようにも思えるが。大多喜城とその城下町である大多喜市街地とのコラボは、ややインパクトに欠けるようにも思われる。 H 地域に支えられて観光鉄道化をさらに進め、「地域の宝」として、いつまでも走り続けてほしい鉄道である。 |
JR大原駅隣の入り口 | JR駅ホームにある「友の会」看板 | ホームにある沿線マップ |
レールバスの車内 | 車内に設置されたゴミ箱「 | 大多喜駅では手荷物の預かり |
大多喜駅にある自由記述ノート | 乗客は老人が多い | ペイントされたイベント用車両 |
イベント列車の案内 | 保育園児の遠足 | 大多喜駅にホーム |
設立 年 |
営業 キロ |
旅客輸送 人員(千人) |
輸送密度 (人/日) |
鉄道営業 収入(千円) |
営業損益 (千円) |
収支係数 | 全事業経常 損益(千円) |
1987 | 26.8 | 676 | 825 | 132,142 | ▲122,262 | 186.7 | ▲118,876 |
見て感じたこと
○ 黄色のレールバスは、沿線の菜の花の色をあらわしている。
○ 駅員のいる駅は、大多喜駅だけ。定期券申し込み用紙は、ミスした紙の裏を使うなど、経費削減に努 力している。
○ 線路沿いの木の枝払いが十分ではなく、車両に木の枝が何度かあたった。大多喜駅にもあまり社員 は見られず、人員削減が徹底しているように感じた。
○ 大原駅のあるのは、大原町。沿線に「市」も「工業団地」もない。本社がある大多喜がもっとも大きい 町である。沿線人口は少なく、これからも厳しい経営が続くだろう。
○ 大多喜町は「城と渓谷の町」をうたい、観光に力を入れている。
○ 会社は旅行業もやっている。
○ 団体客用に「ゆったりんこ号」の運行を2002年7月から開始した。
○ 「いすみ鉄道の四季」というポストカードを販売。500円。
○ 房総横断スタンプラリー乗車券を、いすみ鉄道と小湊鉄道が共同で発売している。通年。1600円。
○ 「いすみ鉄道友の会」がある。
いすみ鉄道ホームページ