鳥海山の麓を走る第3セクター
2002年6月探訪  2回目:2022年11月に探訪

2022年11月に2回目の探訪  羽後本荘駅と矢島駅を往復
     
 羽後本荘駅 おもちゃ列車「なかよしこよし」  おもちゃ列車の車内  ホームが新しい
     
 おもちゃ列車の車内  おもちゃ列車の車内  暴風雪への備え
     
 駅舎が新しい  窓のシール  バラストとPC枕木
     
 新しい駅舎  前郷駅  前郷駅
     
 田んぼの中の駅 寒さ対策はしっかり   矢島駅にて
     
 矢島駅構内 矢島駅構内の売店  矢島駅構内の書棚 
     
 矢島駅構内 ゆりてつグッズ 由利鉄 中華そば ユリテツカレー   矢島駅構内
     
 矢島駅構内 窓口 矢島駅構内   矢島駅構内 改札口
     
 矢島駅ホームとおばこ号 おばこ号  高校生向けの案内 定期券の割引を継続 
     
 ギネス記録 EVOLTA電池で きりたんぽ鍋セットの宣伝   矢島は城下町だった お寺
     
 矢島駅にて おばこ郷の車内  矢島駅ホーム 
     
 沿線の高校のメッセージ  窓のシール  前郷駅 タブレット交換
     
 前郷駅  前郷駅  前郷駅
     
 ゆりてつグッズの案内 イベント列車の案内  貸し切り列車の案愛 
     
 駅の花壇 寄付者 おばこ号  羽後本荘駅 橋上駅になった 
     
 羽後本荘駅 鳥海山ろく線の時刻表   


    乗って、見て、感じたこと
@ 沿線の環境は人の面も自然の面もきびしい。
A それでも、地域全体で鉄道を支えていることが確かに感じられる。
B 新しい駅舎が多い。車両もきちんと手を加えている。
C 会社としての努力もよくわかる。毎月のイベント列車運行。多様な鉄道グッズの開発/販売。
D タブレット交換も見られる、昭和の香りも貴重だ。
E 終点の矢島駅は、江戸時代には城下町として発展した。お寺やお屋敷、街並みにその雰囲気が残っている。
F 乗客の中心は高校生。高校生の通学定期券の割引を実施している。
G 秋田県が内陸線とこの鳥海山ろく線を財政的にも支援している。 
H よく頑張っているなあ!

  
羽後本荘駅の由利高原鉄道専用改札口  「おばこ号」  新しい矢島駅と整備された駅前
  
                     古い木造駅舎「前郷駅」

 2002年6月に訪れました。羽越本線羽後本荘駅から矢島駅まで23キロを結ぶローカル私鉄です。1984年に国鉄線を引き継いで第3セクターとして設立されました。旅客輸送人員は47万人(平成11年度)、輸送密度は811人キロで、営業損益は5千8百万円の赤字です。輸送密度は811人(鹿島鉄道は739人)とやや多いのですが、経営は大変厳しい状況です。
 羽後本荘駅では切符売り場と改札口が別になっています。切符は硬券です。土曜日の昼間にもかかわらず1両だけの気動車には高校生が20人ほど乗っていました。車内にはテレビがあります。電源は入っていいませんでしたが。車両には「おばこ号」のヘッドマークがついていました。「鳥海山ろく線」という愛称でよんでおり、「由利高原鉄道」という名前はあまり見あたりませんでした。
 羽後本荘を離れると田園地帯を進んでいきます。古い駅舎も残っています。山が近づき、田んぼの中のまま矢島駅に到着といった感じです。途中には大きな市街地はありません。矢島駅は、新築され、いかにも観光地の入り口(鳥海山の登山口)といった感じです。タクシーも客待ちしています。矢島町が全面的な支援をしている様子がわかります。駅には矢島町の観光案内もしてくれます。お城は残っていませんが、小さな城下町の歴史を歩いてたどることもできます。
 駅の売店では「おばこ号サブレ」を販売しています。記念切符も販売していました。これ以外のグッズの販売はないようです。
 地域住民(特に高校生)の足として、鳥海山への観光路線として、地域の支援を受けながら走っています。