津軽鉄道「ストーブ列車」本州最北端でがんばる
2002年10月に探訪.2021年12月に2回目の探訪。

 日本最北を走るローカル私鉄である。沿線の環境をみれば、走り続けていることだけでも「奇跡」である。ストーブ列車に代表されるように
観光鉄道としての生き残りを目指すことも視野に入れつつ、地域の足・顔としての存在価値も追求しているように思われる。鉄道会社としては
鉄道グッズの開発と販売にも力を入れている。弘南鉄道との連携企画もあり、津軽地方の公共交通を担うためにアピールもしている。20年前よりも
地元自治体の関わりも強まっているように感じた。
 2021年12月1日は平日にも拘わらず乗客は多かった。ストーブ列車の運行開始日であったことももちろんあるだろうが。高校生の通学手段で
あることもよくわかった。

2回目探訪 2021年12月1日
     
五所川原駅  五所川原駅構内の跨線橋  津軽鉄道乗り場 
     
 五所川原駅ホーム 五所川原駅  五所川原駅 
     
五所川原駅に留置されている客車  車内  駅 
     
 駅 昔の建物  ストーブ列車 
     
 ストーブ列車 車内の本棚  ストーブ列車 
     
 PC枕木も入れている 駅  駅 
     
 駅 津軽中里駅  津軽中里駅 
     
 レールオーナー募集 弘南鉄道とのコラボ硬券セット  津軽中里駅 
     
津軽鉄道グッズ  五所川原駅  青森の鉄道応援 
     
 鉄道応援ポスター 津軽中里駅  津軽中里駅 
     
 津軽中里駅ホール 津軽中里駅  短大のサテライトキャンパスになっている 
     
人形劇上演  劇場入り口  こども園との交流 
     
中里高校も協力  写真展  写真展 
     
津軽鉄道グッズ  転車台  芦野公園駅 
     
 芦野公園駅 レールオーナー  乗り合いタクシー運行開始 
     
 芦野公園駅のレストラン 斜陽館  金木駅 
     
金木駅前  金木駅構内津軽鉄道グッズPR  金木駅 
     
 金木駅 ストーブ列車 金木駅 ストーブ列車  金木駅 ストーブ列車 
         
 五所川原駅    

1回目 2002年10月
JR駅隣にある五所川原駅   駅入り口の看板  「鉄道の日」の幟
JRホームから見える大きな看板   通路にある案内  通路にある看板
津軽鉄道活性化協議会の看板  ホームにあるレールの展示と説明  ホームにある路線案内図
 開通記念感謝の日の表示  除雪車が冬の厳しさを語る  ホームにある津軽鉄道花カレンダー
 車内に掲示されている短歌  地域に密着した鉄道のせい? 7:03の始発は乗客2人のみ
 やはり高校生が乗客の主役?  車内に設置されている本箱  通過してしまう駅がある
 絵葉書、記念切符など販売  駅で傘を貸し出している ストーム列車・鈴虫列車・風鈴列車
   ご意見箱あり   俳句募集中  駅に花が生けてある
 有人駅にある「津鉄文庫」 津軽中里駅は生協の店の中  津軽中里駅に残る転車台
 津軽中里駅近くにある廃車  新しい軽快気動車が走る  太宰治の生家がある金木駅
 金木駅の売店 津軽鉄道活性化協議会の看板  車内清掃係(五所川原駅)
津軽鉄道 平成11年度
設立
営業
キロ
旅客輸送
人員(千人)
輸送密度
(人/日)
鉄道営業
収入(千円)
営業損益
(千円)
収支係数 全事業経常
損益(千円)
1928 20.7   63.8   638  197,683 ▲1,308  100.7  ▲421

見て感じたこと 2002年2月
○ 乗客・収入の増加のために、また愛される鉄道のために、様々な工夫と努力をしていることが実感できる。
○ 今年、鉄道の日制定委員会の日本鉄道賞「地方鉄道における活性化への貢献」部門で、表彰選考委員会特別賞を受賞した。
○ 冬のストーブ列車、夏の風鈴列車、秋の鈴虫列車とイベント列車を工夫している。
○ 津軽鉄道はバス部門を持っていないので、鉄道だけで会社を支えるために真剣に取り組んでいるように思う。
○ 沿線人口は多いとは言えない。乗客も多くはないが、新しい軽快気動車を導入して、頑張っており、会社の経営も収支ほぼトントンになっている。
○ 沿線自治体が津軽鉄道活性化協議会をつくっている。活性化協議会名の看板がいくつも掲げられている。
○ 会社と活性化協議会で、今年10月に「つてつにのろうよ」という切符を発売した。
○ 意見箱の設置、俳句の募集、短歌の車内掲示、駅にある津鉄文庫、車内の本箱など、親しまれる鉄道にするために、積極的に工夫している。
○ 目玉づくりを行い、観光客の誘致にも力を入れている。
 
 津軽鉄道の公式HPはない。