高校生の大事な足、熊本県の第3セクター
2002年12月に探訪

 くまがわ鉄道に支援の輪 日本経済新聞・2020年7月20日 

2020年6月 人吉駅で撮影 九州縦断鉄道の旅にて
     
     
     
     

人吉駅ホームくま川鉄道の文字 幸福への切符の宣伝看板 JRとは別の人吉駅入口゚
人吉駅ホームの自動券売機   人吉駅の軽快気動車 湯前駅にあるふれあいセンター
 ツアー募集の看板(湯前駅)   立派な多良木駅 多良木駅の町営えびす温泉
多良木駅の自転車置き場  球磨盆地は広い
くま川鉄道 平成11年度
設立
営業
キロ
旅客輸送人員(千人) 輸送密度
(人/日)
鉄道営業収入(千円) 営業損益(千円) 収支係数 全事業経常損益(千円) 出資者
1989 24.8 1,074  1,884 192,657 ▲43,761 122.7  ▲8,113 沿線自治体、地元企業

見て感じたこと
@ 沿線に5つの県立高校があり、乗客の8割を占めその定期収入が中心なので、経営は厳しい。
A 沿線は熊本県南部の球磨地方(球磨川の流域)として、一体感がある。人吉市を中心に、まとまって いる。
B 沿線自治体が観光にも力を入れており、駅の近くに温泉や物産センターを新設している。多良木駅  前の町営「えびす温泉」や「湯前駅」に平成14年にオープンした「ふるさと交流センター」、免田駅のコミ ュニティーセンターなど。
C 日本宝くじ協会からイベント用の車両を寄贈されている。
D 1日16往復と本数は多くkないが、乗客はけっこういる。冬休みだというのに乗客の半分は高校生。 途中駅からもよく乗る。
E 平日の朝は5両編成があるので、ほームは長い。点字ブロックがある。
F 新しい駅舎が目立つ。
G おかどめ幸福駅があり、記念切符「幸福への切符」を売っている。
H 人吉-湯前間25qで680円。わりと安い。
I 会社は、団体旅行を企画している。
J 奥球磨広域連携推進協議会が、アートコンテストの入選作品をポスターにして配布している。くま川  鉄道の絵もある。

 くま川鉄道ホームページ

 *九州の鉄道会社はお客さん第一を目指して、知恵を出し合って協力している。JR九州は乗客の利便性を考えた車両づくりもしている。JR東日本には欠けていることだ。鉄道の利用客を増やすために、鉄道会社同士で協力しようという姿勢がよくわかる。