地域に愛されてガンバル山陰地方のローカル私鉄電車
2003年7月に探訪
一畑電鉄は島根県を走る純粋な民間鉄道である。一時は存続の危機に立たされたが、沿線自治体の全面的なバックアップを受けて、会社としての努力も行い、がんばっている。新型車の導入(中古車だが)も進め、駅舎の改良も行われている。経営環境は厳しいが、積極的な乗客増のための取り組みが目立っている。島原鉄道や松原鉄道と共に、地域に密着しながらサービス向上のために努力を続けているローカル鉄道としてはモデル的な鉄道であろう。(2003年7月記) 観光地と主要都市を結ぶ路線として、車両も中古ながら更新しつつ健闘している。ICカードで切符購入を導入し、フリーWi-Fiサービスも提供するなど、積極的な経営姿勢である。駅員さんも所要駅には常駐しているので安心して利用できる。沿線の乗客と観光客を頼りに走り続けて欲しい。(2022年3月記) |
|
|
|
JR出雲市駅 | JR出雲市駅 | 一畑電鉄 出雲市駅 |
|
|
|
待合室 | ICカードも使える券売機 | モニターもある改札口 |
|
|
|
高架のホーム | 綺麗な車内 | 一畑電鉄フリーWi-Fiあり |
|
|
|
川跡駅 大社線乗り換え | 川跡駅 | 川跡駅 |
|
|
|
川跡駅 | 大社線の観光列車 | 展望用の特別席 |
|
|
|
最古の電車 出雲大社前駅 | 出雲大社前駅 | 出雲大社前駅 駅員さんがいる |
|
|
|
出雲大社前駅 | 出雲大社前駅 | 出雲大社 |
|
|
|
出雲大社前駅内のグッズ売店 | 出雲大社前駅 | 大社線 車内 |
|
|
|
混み合う川跡駅 | 自転車OK | 機関区のあ雲州る平田駅 |
|
|
|
雲州 平田駅 | 宍道湖 | 松江しんじ湖温泉駅 |
|
|
|
松江しんじ湖温泉駅 | 松江しんじ湖温泉駅 | 松江城 |
|
|
|
雲州平田駅 | 平田 木綿街道 醤油屋 | 雲州平田駅 |
|
|
|
雲州平田駅 | 宍道湖 |
見て感じたこと 2022年3月 @ 1日フリー切符は1600円 シルバーは1500円。 A ICカードの使える券売機がある。 B 車両は中古だが、車内はデザインもよく清潔感がある。 C 川跡駅からの大社線には観光ようの展望車両が走っている D 川跡駅は乗り換えで混み合う時もある。 E 出雲大社前駅の売店にはばたでんグッズがたくさん置いてある。 F 駅と車内でフリーWi-Fiが使える。素晴らし。 G 自転車持ち込みOK。 H 出雲大社周辺は道路整備進んでいる。 I 松江しんじ湖温泉駅周辺では再開発事業が進行中である。 J 駅員さんが改札している。最近、ローカル私鉄では減っている。 |
JRと共に山陰観光キャンペーン | JRと共に高架となった出雲市駅 | 新しい改札口(出雲市駅) |
65歳以上のゆるりバス1ヶ月定期3500円 | レトロ調塗装の新型車 | 「電車が便利」(窓のシール広告) |
川跡駅で接続する新旧の電車 | 800円で温泉も楽しめる(65歳以上) | 1日フリー乗車券1500円 |
自転車持ち込みは300円 | 出雲路はこれ1枚で、電車もバスも一緒で2500円 | ステンドグラスもある、レトロな出雲大社前駅 |
楽しいぞ一畑電車沿線のポスター(対策協議会作成) | 自転車持ち込みOKの看板 | 駅のベンチにもPR「まちからまちへよろこび運ぶいちばた電車」 |
出雲大社前駅にはレンタサイクル | 車体広告で電車利用のPR | 乗客は多いとは言えない |
各種の電車グッズも発売中 | 新しい松江しんじ湖温泉駅 | 宍道湖沿いを走る |
環境定期券制度あり | 通勤定期20%助成制度 | 通学定期20%助成制度 |
4種類の回数券がある | 障害者割引制度、団体助成制度あり | 平田市駅前にある「がんばれ、一畑電車」の大看板 |
設立 年 |
営業 キロ |
旅客輸送人員(千人) | 輸送密度 (人/日) |
鉄道営業収入(千円) | 営業損益(千円) | 収支係数 | 全事業経常損益(千円) | 出資者 |
1912 | 42.2 | 149.0 | 1,427 | 429,890 | ▲198,469 | 146.2 | 一畑電鉄従業員持株会、川瀬二郎 |
見て感じたこと @ 宣伝用のポスターやビラをよく見かけた。PRにかなり力を入れている。 A 沿線自治体の全面的な支援を受けていることがよくわかる。定期券の20%助成制度やノーマイカ ーデーの実施など。駅の高架化や駅舎の改築、車両の更新など、近代化を進めている。経営はかな りの赤字だが、電車を残そうという意欲が感じられる。 B 乗客増とサービス向上のためには、出来ることは何でもやっていることがわかる。回数券を4種類も 発売しているのは、すごい。 C 駅員がけっこういて、安心感がある。 D 平日と土日では別ダイヤになっている。 E 沿線には観光施設や公共施設がけっこうある。 F 一畑電鉄はバス、デパート、ホテルなど多角経営をしている。鉄道とそれらをリンクさせて、経営して いる。出雲路用に電車とバスのフリーキップを発売するなど。 G 古い無人駅もあるが、新しくきれいな無人駅が目立つ。 H Tシャツ、ストラップ、マグカップ、巾着、クッキーなどいろんな電車グッズを販売している。 I 自転車持ち込みように、シートを一部外してある。 J 環境定期券制度あり。定期券所有者の同伴者は大人200円、子ども100円で乗車できる。 |