甘木鉄道30分間隔運転でがんばる福岡県の3セク
2002年12月に探訪

 国鉄甘木線の転換を受けて1986年に第3セクターとして開業した。大刀洗の陸軍航空基地への物資輸送のために建設された。3セク開業後、30分間隔運転と西鉄との乗り換えを便利にした結果、乗客は4倍は増えた。「甘木市営鉄道」のような存在。

JR基山駅からの乗り換え案内 駅舎の壁に描かれたPR文字 ホーム側の壁にもPR文字゚
基山駅ホームにあるトイレ 年末年始片道100円のポスター  ラビット君がキャラクター
日本宝くじ協会寄贈・卑弥呼号 「今日も元気で行ってらっしゃい」看板  甘木駅にはタクシー専用電話
  駅にあるご意見箱 甘木駅待合室「謹賀新年」  甘木駅ホーム、開業15周年
 西鉄からの乗り換え案内 大刀洗駅にある記念館 甘木鉄道旅行センター・甘木駅
甘木鉄道 平成11年度
設立
営業
キロ
旅客輸送人員(千人) 輸送密度
(人/日)
鉄道営業収入(千円) 営業損益(千円) 収支係数 全事業経常損益(千円) 出資者
1985 13.7 1,295  1947 228,463 ▲2,280 101.0  3,703 甘木市、甘木商工会議所、福岡県土木組合、甘木朝倉建設業組合、三輪町

見て感じたこと
@ 駅とホームがきれいに改築されている。点字ブロックもある。新しい車両の購入も進んでいる。
A 新しい駅もつくっている。
B 都市近郊路線に近い状態である。終電は23:35、沿線では宅地分譲中。
C 甘木駅には甘木鉄道エージェンシーが運営する旅行センターがある。
D 甘木駅には観光協会が運営する物産館もある。
E 年末年始(12/31〜1/3)には、片道(全線)100円で乗車できるようにしている。
F 沿線のウォーキングマップ(カラーの冊子)を200円で販売している。
G 会社の組織は、総務・運輸・営業となっており、営業に力を入れている。
H マスコットがある。「レビット君」
I 初詣列車を運行している。太宰府天満宮行き。12/31〜1/1にかけて。
J 卑弥呼の里のPRをかねて、日本宝くじ協会から寄付された車両を「卑弥呼号」として運行している。

 甘木鉄道エージェンシー(関連会社)  甘木鉄道の公式ホームページはない