阿武隈川に沿って福島県と宮城県を走る第三セクター
2003年6月に探訪

  福島県の福島駅と宮城県のJR東北線の槻木駅とを結ぶ電車である。JRに乗り入れて仙台駅までの運転する電車もある。1984年に第三セクターとして設立され、1988年に福島−丸森間が開業して、全線電化された。阿武隈川に沿う田園地帯を走るが、沿線人口は比較的多いので、輸送人員300万人、輸送密度2千人以上になっている。沿線の丸森町なども観光に力を入れている。イベント列車の運転や沿線ウォーキングなどを行っている。

2025年8月 2回目の探訪
     
 槻木駅のポスター 槻木駅のポスター  槻木駅のポスター 
     
 槻木駅のポスター 槻木駅のポスター  槻木駅のポスター 
     
 槻木駅の改札 槻木駅のポスター   槻木駅ホームで待つ新型車輌
     
 槻木駅の跨線橋 新型車輌(2023年製造)  車内、高校生多し 
     
 つり広告も充実 つり広告   ここにもメガソーラーが
     
 田園地帯を走る電車 ソーラーパネル  丸森駅改札口・有人駅 
     
 梁川駅のポスター  梁川駅ホームにて。旧型車輌がやってきた 梁川駅のポスター 
     
 梁川駅の待合室 梁川駅の「阿武急文庫」  中高生は土日・夏休み/冬差炭が500円に。 
     
 鉄印帳も販売。キーホルダーとセットで。 鉄道娘も登場  梁川駅 
     
梁川駅手  梁川駅にて  梁川駅ホーム 
     
 自転車積み込みOK! 車掌さんが乗車  福島駅専用ホーム 
     
 福島駅に改札口は、福島交通飯坂線と共用  福島駅にて 福島駅にて 
     
 角田市は無料バスを運行 歩道の案兄  阿武隈急行福島駅の入口 
 乗って、みて、感じたこと  2025年8月
@ JRと同じ仕様の新型車輌(2両編成)を導入している。自治体の手厚い支援があるのだろう。
A 槻木駅にも梁川駅にも、阿武隈急行の塩田ポスターがたくさん掲示されている。当然だが、他のローカル鉄道よりも目立つ。
B 中高生には、土日、夏休み、冬休みに、ワンコイン(500円)のフリー切符を販売している。そう言えば、かしてつ(鹿島鉄道)でも、
 かしてつ応援団がさがうを負担して、1000円のフリー切符を販売して貰ったっけ。
C 福島県と沿線自治体の支援を受けて、乗客を増やすために会社側も見える取り組みをしている。


2003年6月 1回目探訪
JRとホームは共用(槻木駅) 乗客はまばら(槻木ー丸森間) 阿武隈川沿いの田園地帯を行く
手入れの行き届いた丸森駅  夏の夜、納涼列車を運転 丸森町では週末に観光用バス運行
丸森町阿武隈急行利用促進協議会が立てた看板 「丸森駅にあるレンタサイクル  丸森駅で咲き誇る花は地元のボランティア団体によるもの
丸森駅に停車する電車と花々   フリー乗車券の宣伝ポスター  貸し出し用広告掲示板あり
福島駅では福島交通とホームを共用  トロッコ列車の乗車券を買うために並んだ人達(福島駅)  入り口はJRの駅ビルの外れにある(福島駅)
阿武隈急行 2000年度
設立
営業
キロ
旅客輸送人員(千人) 輸送密度
(人/日)
鉄道営業収入(千円) 営業損益(千円) 収支係数 全事業経常損益(千円) 出資者
1984 54.9  310.5  2176 927,052 ▲50,966 105.5   福島県、宮城県、福島交通

見て感じたこと
@ JRと同じ大きさの電車を使っており、ローカル鉄道という側面だけでなく、地方都市を結ぶ鉄道という側面もある。
A 福島市近郊は住宅も多く、乗客も多い。
B 阿武隈川沿いには観光地もあり、自治体と共同して宣伝に力を入れていることがわかる。
C 月1回、阿武隈急行沿線で、フリーウォーキングを実施している。
D 毎月第1日曜を「阿武急の日」として、フリー乗車券(600円)を発売している。
E 夏の納涼列車「ほろにが号」を福島駅とあぶくま駅の間で走らせている。
F 阿武隈急行線全線開業15周年記念事業実行委員会があり、「トロッコ列車」を運行している。また、「阿武隈急行沿線の集い」を企画している。
G その実行委員会が、阿武隈急行を利活用した地域交流の活性化提言を募集している。
H 丸森町阿武隈急行利用促進協議会があるように、沿線自治体が積極的に支援している。

   阿武隈急行のホームページあり