滋賀県南部の高原地帯を走る第三セクター気動車
1回目 2005年1月に探訪
地域の足には厳しいが、観光客の利用に力を入れる
2回目 2020年12月24日
JR・近江鉄道貴生川駅からほどなく高原地帯に入り信楽(信楽町は甲賀市の一部になった)までを結ぶ国鉄からの転換路線。乗客は多くはなく経営は厳しい。1991年に死者42名を出す大事故を起こし、賠償金の支払いなど重い負担を背負いながら走り続けている。信楽町が合併によって甲賀市になったため、これからの鉄道の将来が気がかりである。沿線の目立った乗客増への取り組みはみられないようである。(2005年記) |
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1日フリー乗車券のポスター(貴生川駅) | 朝ドラ「スカーレット」のポスター(貴生川駅) | JRと共用のホーム |
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ホームにあるIC改札機 | サンタ列車 | サンタ列車の車内 |
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通常車両の車内 新しい。2015年に新造 | 木製枕木の間にPC枕木を敷設 | 狸がいる |
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木製枕木とPC枕木 | 点字ブロックもある駅 | 信楽駅で狸のサンタさんと記念撮影 |
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狸がお出迎え | サンタ服を着た狸たち | 信楽高校の生徒募集看板 |
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レンタサイクルもある | 1時間に1本 | 信楽駅構内 |
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信楽駅構内の鉄道グッズコーナー | 1991年の鉄道事故の展示(信楽駅構内) | 2013年の台風被害からの復旧記念 |
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信楽駅構内のお土産コーナー | 駅入り口の狸もサンタさんに | 町中には狸がたくさん |
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スローガン!「未来へ走る鉄道へ」 |
言って、見て、感じたこと @ サンタ列車を運行するなど、観光客の誘致に力を入れている。信楽駅もクリスマスムードを演出する仕掛けがたくさん用意されている。 A JRとの乗り換えようにICカード読み取り機がホームに設置されている。 C 沿線人口は少なく日常の利用者を増やすのは難しい。 D 各駅のホームに点字ブロックを敷設し、枕木のPC化(コンクリート化)も進めている。また、新型車両を2017年に導入した。 甲賀市の支援のほどが見て取れる。 E 1991年鉄道事故、2013年の台風被害と大きな試練を乗り越えて走り続けていることは賞賛に値する。 F 信楽という観光資源を活かした「観光鉄道」の道を模索している段階なのだろう。ただし、信楽の町にも余り活気は感じられないのが気がかりである。 |
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JR貴生川駅にある案内 | たぬきの絵がポイント | セミクロスシート |
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乗り越し証明発行機(車内) | 建設中の高速道路 | 山間を走る |
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駅の看板 「鉄道安全宣言の町」 |
新しい信楽駅 | 待合室のベンチと座布団 ひまわりクラブ製(信楽駅) |
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新しい信楽駅と巨大なたぬき | 無料駐車場(信楽駅) | 塗装がそれほど痛んでいない 軽快気動車 |
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貸し自転車(信楽駅) | たぬきがお出迎え | ホームはJRと共用(貴生川駅) |
設立 年 |
営業 キロ |
旅客輸送人員(千人) | 輸送密度 (人/日) |
鉄道営業収入(千円) | 営業損益(千円) | 収支係数 | 全事業経常損益(千円) | 出資者 |
1987 | 14.7 | 593 | 1315 | 122,839 | ▲62,340 | 150.7 | ▲48,860 | 信楽町、滋賀県など |
見て感じたこと @ 沿線はほぼ高原で、人口は少ない。経営は厳しいだろう。 A 信楽焼という観光資源をPRしている。たぬき(陶器(が至る所に見え隠れする。 B 信楽町の全面的な支援で鉄道が存続しているようなので、合併によって甲賀市になったこれからの 鉄道の行く末はどうなのだろうか。 C JRとホームを共用しているように、JRの協力もかなりあるのではないかと思う。1991年の事故は乗 り入れたJR車両と信楽高原鉄道の車両との正面衝突事故であった。 |
信楽高原鉄道のHPがります。