三陸鉄道
三陸海岸を走る第三セクター。様々な経営努力が評価され、日本鉄道賞を受賞。
2004年3月に探訪 2024年1月に2回目の探訪(北と南がつながった)

  岩手県三陸鉄道強化促進協議会を県と沿線自治体が組織し、強力に支援している。厳しい経営状況ではあるが、
観光客の増加や沿線住民の利用を促進するために様々な努力をしている。またマイレール意識を高めるための努力も
怠ってはいない。2003年10月に、このような地方鉄道の活性化の取り組みが高く評価されて、日本鉄道賞を受賞した。
全国の地方鉄道にとって、学ぶことの多い鉄道である。

2回目の探訪  2024年1月
     
久慈駅     車内 
     
 海沿い 鉄橋  車内 観光客が多い 
     
ファンクラブ  田老の防潮堤  田老漁港 
     
 震災以降 田老観光ホテル 新田老駅待合室  車内 
     
 夜明け前 夜明け前  朝 
     
 釜石駅 釜石駅  釜石駅 
     
盛駅  気仙沼線のBRT  太平洋 
     
防潮堤 三陸駅  防潮堤 
      
 海沿いの駅  三陸ジオパーク  
見て、乗って、感じたこと
@  観光客が多かった。おとなの休日倶楽部パスの期間だったせいかも。三陸鉄道もフリーパス区間なので。
A 車輌は新しい。どの駅もよく整備されて利于。震災復興なので当然ではあるが。
B 20年前の方が、存続のための規格が多かったように感じた。
C 運行本数が少なすぎ。日中は2時間に1本。
D 新田老駅ができていた。田老には震災前よりも高くk強靭な!防潮堤ができていた。海は見えない。
E 宮古駅脇には三鉄ショップあり。三鉄グッズも色々ある。
F 宮古駅周辺は綺麗に整備されていた。


1回目探訪  2004年
お座敷列車のPRポスター 南リアス線・盛駅(JRホーム側) 盛駅正面・三鉄ツーリストの看板も
電動貸し自転車の案内(盛駅) 三鉄ツーリストの旅PR 発車時刻を数カ所に掲示(盛駅)
券売機もあるが駅員もいる窓口(盛駅) 三陸鉄道利用者への運賃補助制度の案内 記念グッズの案内
20周年の宣伝ポスター 日曜・祝日フリーキップの案内 通院回数券などの案内
文庫もある(盛駅) 開業20周年記念写真展の案内 開業20周年ののぼり
リアスを結ぶマイレールの横断幕 ホームある短歌の短冊 駅名表示板
「日本鉄道賞」受賞のお知らせ(車内) ファンクラブの案内 しゃくなげのの湯との割引乗車券の何内
自販機がある車内 車内にパンフレット設置 リクライニングシート
ホームに古代の住居復元 ホームには花のポットあり JRとは別の宮古駅
待合室にはストーブあり(宮古駅) 駅入り口を知らせる地面の表示(宮古駅) 歓迎の大漁旗(宮古駅)
お座敷列車「さんりくしおかぜ」 お座敷列車では抹茶のサービスあり モダンな駅舎が多い
海沿いを走るので、景色は抜群 久慈駅に停車中の列車 声の箱(久慈駅)
列車で新年会・忘年会をとのPR 久慈駅舎内・市の観光案内所あり 割引切符の案内

 

三陸鉄道 
設立
営業
キロ
旅客輸送人員(千人) 輸送密度
(人/日)
鉄道営業収入(千円) 営業損益(千円) 収支係数 全事業経常損益(千円) 出資者
1981 107.6  1,229 511 448,770 ▲94,121 121.0 ▲68,064 岩手県、岩手銀行、新日本製鉄、東北電力

                見て感じたこと
@ いろんなことを企画している。できることは何でもやるという姿勢がはっきりわかる。
A 沿線自治体の強力な支援があることもよくわかる。
B 宣伝もしっかりやっている。至る所にポスターやのぼりがあるし、車内にもかなりある。
C リクライニングシートには驚いた。乗客優先の考え方の表れだろう。
D 車窓からの景色は抜群によい。観光客誘致に力を入れるのも当然だろうが、如何せん不便である。この点をどうクリアするかが課題であろう。
E グッズ販売などの副業にも力を入れている。車内で車掌さんがグッズを販売していたのには、感心した。

三陸鉄道HPがあります