熊本電気鉄道
“自転車持込”で頑張る九州の私鉄電車
2005年12月に探訪

 熊本市内と隣の西合志町を2両で運行する私鉄電車。かつては菊池まで路線が延びていたが、1986年に御代志駅から菊池駅間が廃止された。JR上熊本駅から北熊本駅間は1両の電車が往復運転している。熊本の繁華街と直接つながっていないなど必ずしも条件はよくないが、“自転車持込サービス”を行うなど、乗客増の工夫をしてがんばっている。会社はバス、タクシー、旅行業なども行っている。

自転車持込の案内 上熊本駅ホーム JR駅舎が見える 上熊本駅
上熊本駅ー北熊本駅間の1両の電車 左の電車の片側 改造の後がわかる 車内
電車(1両単行)を冷房化できないという説明書き 車内 移設した新しい線路
九州自動車道との交差付近
新しい駅と線路
御代志駅に停車中の電車 御代志駅には待合室もない
御代志駅にあるトイレ 藤崎宮駅の入口
ビルの1階にある

熊本電気鉄道 2003年度
設立
営業
キロ
旅客輸送人員(千人) 輸送密度
(人/日)
鉄道営業収入(千円) 営業費用
(千円)
収支係数 全事業経常損益(千円) 出資者
1909 13.1 1,543 1,543 246,241 251,394 102.1 17,695 西日本鉄道、熊本企業開発

                見て感じたこと
 @ 駅員の姿はほとんど見なかった。有人駅は北熊本と藤崎宮のみ。
 A 電車はどれも古い。冷房の付いていない電車も運行している。
 B 一部新しい線路もあるが、大半は木の枕木を使ったままである。
 C 御代志駅は駅舎もない。沿線自治体との協力関係がないのだろうか。
 D 朝夕15分ヘッド、日中は30分ヘッドで運行している。