京都、大阪への特急も走り、観光に力を入れる京都府北部の第三セクター
2005年1月に探訪
宮津線(豊岡ー西舞鶴)と宮福線(宮津ー福知山)の2つの路線が宮津で交わる。114qの路線は地方鉄道では北海道ちほく高原鉄道に次ぐ長さである。京都、大阪との特急(一部JR車両も乗り入れる)も運行しており、天橋立などへの観光路線として力を入れている。宮津が中心である。普通列車の乗客も少なくはない。宮津ー福知山間は第三セクターとしての新規路線であり、電化されている。車窓からの眺めもよいので、JRと組んで「北近畿ネットワーク」をもっと宣伝していくべきであろう。
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殺風景な豊岡駅のホーム待合室 | 企業名が印刷されたシートカバー | 転換クロスシート |
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宮津駅に停車中の気動車 | 車内には花が飾ってある | 木津温泉駅の駅員さん |
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海沿いを走る | 利用促進協議会の看板(宮津駅) | 特急タンゴディスカバリー (西舞鶴駅) |
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大阪行き(福知山線経由)の 特急「文殊」(宮津駅) |
設立 年 |
営業 キロ |
旅客輸送人員(千人) | 輸送密度 (人/日) |
鉄道営業収入(千円) | 営業損益(千円) | 収支係数 | 全事業経常損益(千円) | 出資者 |
1982 | 114.0 | 2,413 | 1168 | 1,566,281 | ▲556,118 | 135.5 | ▲546,827 | 京都府、宮津市など |
見て感じたこと
@ 記念グッズの販売や鉄道関係のポスターはなかった。ふつうの地方鉄道とは違って、特急などを運 行しているので、都市型の鉄道の意識なのだろうか。
A 毎年巨額の赤字を出しているのだから、もっと沿線対策に力を入れる必要があると感じた。
B 普通列車もわりあい乗り降りがあって、必要とされているようだった。
C 海沿いを走るので、景色はよい。しかし災害には弱いであろうし、維持費はかなりかかるだろうと思 う。
D JRとタイアップして観光客の誘致に力を入れるしかないのだろうとは感じた。それにしても豊岡駅の待合室に何のポスターも貼ってなかったのには、問題を感じた。
北近畿タンゴ鉄道のHPがあります