神岡鉄道
2005年12月1日の廃止が決まってしまった第三セクター(気動車)
2005年10月に探訪

 高山本線猪谷駅と飛騨温泉口駅を結ぶ鉄道だが、1日1往復の貨物輸送(神岡鉱山から)が経営を支えていた。旅客は少ないながらも観光客誘致のために囲炉裏列車を走らせるなど努力しているが、貨物輸送の打ち切りで、2005年8月に廃線が決定してしまった。          

廃線の準備か? 猪谷駅にて 1日6往復(猪谷駅)
記念乗車券 囲炉裏がある 神岡鉱山前駅にて
7つの駅に七福神 終点の飛騨温泉口駅 PRポスター
立派な飛騨温泉口駅 機関車展示(飛騨温泉口駅) 駅名表示板
険しい谷の鉄橋 マイレール文庫(漆山駅) 森の中を走る
   
岐阜県には4つの第三セクターが
ある

神岡鉄道 2002年度
設立
営業
キロ
旅客輸送人員(千人) 輸送密度
(人/日)
鉄道営業収入(千円) 営業損益(千円) 収支係数 全事業経常損益(千円) 出資者
1984 19.7 49 77 98,691 ▲47,602 148.2 三井金属鉱業、岐阜県、神岡町、富山県、大宝村

                見て感じたこと
 @ 10月1日から2便の減便をした。廃線の準備とも考えられる。
 A 貫通扉なしの気動車は、珍しい(鹿島鉄道も扉なし)。1984年製造だが、手入れをあまりしていない  ようで、塗装の痛みが目立つ。
 B 車内には、テレビ、ゴミ箱、トイレ、扇風機がある。
 C 終点の奥飛騨温泉口駅はあたらii駅舎で、休憩コーナーや展示コーナーがある。自治体の支援がある  のだろう。
 D 神岡鉱山は操業していたが、ピークは過ぎたのだろう。鉱山の生産が減った場合、飛騨山脈の中に  ある街はどうなるのだろうか。