海外の鉄道事情 2
 インドの鉄道
地下鉄 寝台列車 ダージリン・ヒマラヤ鉄道
2019年1月探訪

          地下鉄、寝台、トイ・トレイン ―インドは奥が深い!
                           2019年1月
 インドは二度目です。今回はタージ・マハルとの再会と走る世界遺産「ダージリン・ヒマラヤ鉄道」に乗りたいと真っ先に申し込みました。
 人と牛、犬、らくだ、自転車、オートリクシャ、自動車が同じ道路を行き交うインドの混沌も続いていましたが、最初に訪れた首都デリーでは何本もの地下鉄が郊外に延伸され、たくさんの高層ビルが建っていました。中心部にある地下鉄の駅構内は核シェルターにも使えるほど広々とし、多くの人々が行き交い、色分けされた路線を走る電車には「女性用シート」など細かな表示もありました。ホームドアの設置も進み、インドの経済発展を象徴していると感じました。 
 デリーからはガンジス川流域を走る寝台列車に乗って、ダージリン・ヒマラヤ鉄道の起点であるシリグリに向かいました。15両編成の列車は路線の合流と分岐を繰り返しながら、意外に(!?)快調に走り、揺れも少なくほぼ定刻に到着し、19時間の旅を終えることができました(トイレは改善して欲しいですが)。
 始発駅から終着駅まで小さなディーゼル機関車が3両の客車を引いて、2200mを8時間かけてゆっくりゆっくり上るトイ・トレイン。乗客は観光客だけ、私たちはエアコン付きの車両に乗りました。沿線の人々が手を振り、スイッチバックを繰り返してえっちらおっちら進みます。翌日は2時間近く待たされましたが、蒸気機関車の牽引する列車にも乗ることができました。観光鉄道として走り続ける「ダージリン・ヒマラヤ鉄道」ですが、それほど豊かでもない沿線の人たちが邪魔者扱いせず、暖かく見守っていることに感心しました。皆さんも是非一度乗ってみては。。

デリーの地下鉄
     
 イエローライン ホーム  広い地下鉄駅構内  ホームドアもある
     
 インドの人たち  地下鉄も郊外では高架鉄道になる  地下鉄の高架と路上の野良牛

デリー駅と15両編成の寝台列車
     
 寝台列車の機関車  寝台連射とホームの人々  デリー駅
     
 デリー駅のホーム  デリー駅  デリー駅
     
 デリー駅  寝台列車  
     
 途中駅で  列車が停車した  

ダージリン・ヒマラヤ鉄道 トイ・トレイン
     
 始発駅にて ディーゼル機関車が2両を牽引  途中駅にて休憩  蒸気機関車
     
 始発駅にて 蒸気機関車の車庫   晴れていればヒマラヤ山脈が見える
     
 乗ってきた列車と記念撮影 道路脇を走る  車庫