秋田内陸縦貫鉄道
秋田県の内陸100`を走る第三セクター
2004年7月に探訪

 秋田県の内陸を南北に100`にわたって走る。山を縫い、川に沿い、平野を横切り、抜群の自然環境の中を走っている。サポーターを募集したり、お祭りフリーキップを発売したり、ウィークデー定期券を発売したりと工夫を凝らして乗客増を図っているが、経営状況は厳しい。雪深い山間地を結ぶ鉄道の使命はもちろんだが、観光路線としても頑張っている。PR活動もきちんと行っているように見える。

温泉とのセット券が8種ある ウィークデー定期券の案内 温泉の旅の案内
サポーターの募集 ホリデーフリーきっぷの案内 夏の臨時列車の案内
JR鷹ノ巣駅脇の駅舎 わりと新しい車両 テレビ付きの車両
JR企画「駅からハイキング」の参加者 駅舎の温泉(阿仁前田) 車内販売もする車掌さん
急行用列車(阿仁駅の車両基地) カラフルな塗装 カラフルな塗装
阿仁合駅 山中を走る 新しい路線部分(比立内ー松葉)
転換クロスシートで座り心地よし JRの脇にある角館駅 「秋田内陸線に乗ってみませんか」の看板
    
角館駅の駅舎(JRはかなり立派)    

秋田内陸縦貫鉄道 2001年度
設立
営業
キロ
旅客輸送人員(千人) 輸送密度
(人/日)
鉄道営業収入(千円) 営業損益(千円) 収支係数 全事業経常損益(千円) 出資者
1984 94.2 723 380 220,627 ▲295,802 234.0 ▲303,025 秋田県、鷹巣町、角館町など

                見て感じたこと
 @ 観光客の誘致に力を入れている。
 A 湯けむりクーポンを8種類も発売するなど、沿線との連携もとっている。
 B ウィークデー定期券を利用者アンケートをもとにつくるなどしている。
 C サポーターを募集していて、なるべく多くの人の関わりをつくろうとしている。
 D PR活動もきちんとしている。
 E 地元の団体客の利用を呼び掛けている。
 F 車掌が乗車するなど、親切である。
 G 過疎地帯を走る鉄道であり、地元の乗客増は望めないだろう。存続問題が起きてもおかしくはない。

秋田内陸縦貫鉄道のHPがあります。