秋田内陸縦貫鉄道
秋田県の内陸100`を走る第三セクター
2004年7月に探訪 2025年7月に2回目の探訪


2025年7月 2回目の探訪
  内陸線はずっと頑張っていた。2004年にも乗客増をめざす取り組みには頭が下がる思いだったが、今回も同じ思いである。
  なかでも2つの取り組みを上げておきたい。
  @ 「田んぼアート」である。これを5カ所でみることができるが、準備・田植え・維持管理・稲刈り・後始末と大変な手間暇をかけて続けているのである。
    社員さんと地域の方々の努力に思いを致したい。
 A 台湾からのツアー客を誘致する取り組みである。乗車体験を組み込秋田犬関係等グッズ販売も展開している。和歌山電鐵貴志川線は内陸線以上に
   台湾からのツアー客が車内を占拠する勢いだった。たま駅長効果もあろう。内陸線も秋田犬をおおいにPRしてほしい。
     
 内陸線 鷹巣駅  鷹巣駅  鷹巣駅窓口
     
 貸切列車 田んぼアート  地ビール列車 
     
 車両基地撮影会 里山さんぽ  鷹巣駅ホームにて 
     
 冬は雪が降り積もる 車内 秋田犬   車内
     
 車内 阿仁合駅にて  阿仁合駅 
     
 鷹巣駅舎公式オーナー募集 4合わせの阿仁合駅  阿仁合駅構内にある 
     
 賛同を線路が横切る 阿仁合は鉱山の街。各宗派の寺院がある  阿仁合の街を見下ろす丘 
     
 阿仁合駅 角館駅 台湾人観光客  阿仁合駅 台湾人観光客 
     
 阿仁合駅 台湾人観光客 阿仁合駅 団体切符を購入する台湾人ガイド  角館駅は台湾からのツアー客が目立つ 
     
 角館駅前にて 台湾人観光客 角館駅にて  田んぼアート 
     
 駅の人形たち 古いが綺麗な駅舎  オレンジ色が目立つ 
     
 鷹巣行き気動車  駅員さん 耕作放棄地も目立つ 
     
 田んぼアート 田んぼアート  オレンジ色の車輌 
     
山あいの駅 田んぼアート   
         
 台湾人観光客    
2004年7月 探訪
 秋田県の内陸を南北に100`にわたって走る。山を縫い、川に沿い、平野を横切り、抜群の自然環境の中を走っている。サポーターを募集したり、
お祭りフリーキップを発売したり、ウィークデー定期券を発売したりと工夫を凝らして乗客増を図っているが、経営状況は厳しい。雪深い山間地を結ぶ
鉄道の使命はもちろんだが、観光路線としても頑張っている。PR活動もきちんと行っているように見える。 
温泉とのセット券が8種ある ウィークデー定期券の案内 温泉の旅の案内
サポーターの募集 ホリデーフリーきっぷの案内 夏の臨時列車の案内
JR鷹ノ巣駅脇の駅舎 わりと新しい車両 テレビ付きの車両
JR企画「駅からハイキング」の参加者 駅舎の温泉(阿仁前田) 車内販売もする車掌さん
急行用列車(阿仁駅の車両基地) カラフルな塗装 カラフルな塗装
阿仁合駅 山中を走る 新しい路線部分(比立内ー松葉)
転換クロスシートで座り心地よし JRの脇にある角館駅 「秋田内陸線に乗ってみませんか」の看板
    
角館駅の駅舎(JRはかなり立派)    

秋田内陸縦貫鉄道 2001年度
設立
営業
キロ
旅客輸送人員(千人) 輸送密度
(人/日)
鉄道営業収入(千円) 営業損益(千円) 収支係数 全事業経常損益(千円) 出資者
1984 94.2 723 380 220,627 ▲295,802 234.0 ▲303,025 秋田県、鷹巣町、角館町など

                見て感じたこと
 @ 観光客の誘致に力を入れている。
 A 湯けむりクーポンを8種類も発売するなど、沿線との連携もとっている。
 B ウィークデー定期券を利用者アンケートをもとにつくるなどしている。
 C サポーターを募集していて、なるべく多くの人の関わりをつくろうとしている。
 D PR活動もきちんとしている。
 E 地元の団体客の利用を呼び掛けている。
 F 車掌が乗車するなど、親切である。
 G 過疎地帯を走る鉄道であり、地元の乗客増は望めないだろう。存続問題が起きてもおかしくはない。

秋田内陸縦貫鉄道のHPがあります。